令和元年度定時総会は、5月30日(木)四季の森生涯学習センターにて、大江理事長のあいさつから始まり、来賓の方々にもお忙しい中ご出席いただき開催しました。
総会の受付前には、昨年度から会員の趣味の作品を展示する場所を設け、活発に活動されている方々や絵画同好会と銀(しろがね)俳句会の作品の展示もしていただきましたので、日ごろの活動の成果を発表できる機会になったと思います。
総会においては、10年の長い間シルバーの活動を通じて、センターの発展に貢献していただいた会員顕彰者35名の表彰を行いました。例年になく大勢の会員の方々が長きにわたり、就業していただいていますので、今後のシルバー人材センターにとっても心強い限りであります。
続いて、報告事項5件、決議事項18件について審議いただき、原案通り、可決承認されました。新しい令和元年度を迎え、地域に根差した新生丹波篠山市シルバー人材センターは、新理事長として武部正男氏、副理事長として太期将氏を迎えることとなり、新たな一歩を踏み出していくことを確認できる定時総会となりました。
令和元年度定時総会の実施の後、シルバー人材センター家紋講座「家紋の歴史」を日本家紋研究会理事であります田中豊茂氏にお越しいただき、来年の大河ドラマ「麒麟が来る」の中の登場人物をたどりながら、家紋の歴史について、家紋はいつ頃生まれどの様に広まり、現代まで脈々と受け継がれてきたのかを詳しく説明いただきました。
内容的には難しい部分もありましたが、丹波篠山市内で受け継がれている家紋の説明もあり、興味ある方はもちろんのこと、戦国の諸国群雄割拠した時代がよみがえったひと時になったと思われます。
6月4日(火)篠山総合スポーツセンターにおいてグランドゴルフ大会が実施されました。コース設定に関しては、北森さんと露口さんでお願いし、事務所職員3名で、現場設営しました。清水義昭委員長の開会のあいさつの後、和気あいあいと楽しい時間を過ごすことができました。今回は会員になったばかりの方も以前からシルバー会員であった方に誘われ参加されるなど仕事のつながりだけでなく、一緒に体を動かす仲間としてコミュニケーションを持つことで、会員同士のつながりがより深くなる良い機会となりました。
優勝は、牧野冨美子様、準優勝が、露口直記様、3位に山崎繁一様、当日賞は、露口ミヨ子様、 BB賞に中澤吉富様となりました。
地域活動栄養士の本荘賀寿美氏と中尾里美氏の指導の下「のど越しの良い献立」をテーマに料理講習会を実施しました。シルバー人材センターの料理講習会は、男性の参加率がよく、男性のみの2グループで、班を作ることができ、日ごろの就業時とは違い、ゆったりとした中で、和気あいあいと和やかな雰囲気の中で、取り組んでおられました。
「のどごしのよい献立」というテーマの下、食材の切り方の指導、たやすく呑み込むことができる調理方法など日ごろの食生活の中で、取り入れていきたい内容ばかりでしたが、高齢者の食生活の中で、「噛む」という動作は、顎を使うことで脳に刺激を与え、認知症予防につながるということも説明いただき、食生活における工夫で、健康寿命を延ばしていくことができることを実践を通じて学ぶことができ良い機会となりました。
会員が、生活支援業務の中で高齢者のご自宅へ訪問に伺ったときに、丹波篠山市や社会福祉協議会が実施している福祉サービスを利用されているときに遭遇することがあります。高齢になってもいろいろなサービスを上手に使うことで、地域で安心して暮らしていくことができるようどんな人がどのような時に、使えるのかを詳しく教えていただく機会として、今回は、「丹波篠山市社会福祉協議会の高齢者福祉サービスと地域資源について」を丹波篠山市社会福祉協議会地域福祉係係長の松本ますみ氏にお話をしていただきました。
また、それらの福祉サービスは、本人の希望をうかがいながら、進めていくことやシルバー人材センターの業務についてもいろいろな関係機関と連携を取りながら入っていることを理解することができたと思います。
会員15名が、丹波篠山市民センターにて、「スタウス」と呼ばれる県警本部の高齢者交通安全教育隊に来ていただき、危険運転の疑似映像を見ながら、参加者は、手元のボタンで、危険な場面を予測し参加する形の講習であった。シルバー会員は、就業場所まで運転する機会も多く、今年になってから、高齢者が起こす悲惨な事故が社会問題にまで取り上げられている状況が続いているが、丹波篠山市では、地域性もあり、免許返納し、車を手放すことは難しいと感じている会員も多いことから、このような講習の機会には積極的に参加してほしいと思っている。
加東市 壷井造園代表の壷井幸次郎氏を講師として迎え、松の剪定の初心者向けとして実施。一般からは、2名の参加、会員からは9名の参加となり、基本となる技術についての座学の後、杜氏会館の外の植木をを実技講習しました。体験講習した松は、作業残しが出たが、、杜氏会館の剪定として、ボランティアの会員複数名で協力していただき、剪定していただいた。
加東市 壷井造園代表の壷井幸次郎氏を講師に迎え、植木剪定として、基本となる座学を実施。そのあと、外の今田支所玄関前の植木を使用し、実技講習。本年度は、参加者が、積極的に枝を切り、かた付けなども効率よく実施できた。
就業者の技術向上、新規就業者、会員の確保のほか、今田支所の植木剪定を実施することができて、社会貢献活動の一つにもなった。
整理収納アドバイザーであります『風家』主宰 林恵美子先生に来ていただき、第2回生活支援研修「モノをすっきりと片付けるノウハウと収納術」をテーマに開催しました。定員30名のところ36名のお申し込みがあって、当日欠席の方もありましたが、32名の参加がありました。
モノを整理するということの目的を「どのような暮らしをしたいか」をイメージしてみること、そして、ざっくりと①計画⇒②分ける(整理)⇒③しまう(収納)⇒④繰り返すを場所に応じて回数をこなしていくことに尽きるとのことです。講師の先生のおばあさまの自宅を片付けたプロセスを豊富な画像で紹介していただき、実際にかたづいていく様を会員は画像から認識でき、その際の発見やエピソードなど交えていただくことでより会員に自分もできるかもという自信につながる感覚が芽生えたのではないかと感じた。研修後は、会員みな笑顔で「参加してよかった」と言っていただき、満足げに帰られた。今後も引き続き、会員が身近に感じ、「あの時に、参加してよかった」という感想が聞ける研修を考えていきたいと思った。
岡部弘氏と福井俊幸氏を講師としてお迎えし、会員19名の参加の下にぎやかな雰囲気の中で実施することができた。特に岡部氏の奥様と娘様も講師として、ご指導いただいたので、全員ご自宅用のしめ縄を持って帰ることができた。会員の中には、十分独り立ちできる方もいらっしゃるなど、来年度以降、シルバー人材センターの仕事として、神社仏閣のしめ縄なども受注しており、その仕事の依頼にも引き続き、こたえられるよう後継者のメンバーのお一人になってほしいと思っている。
初めて、丹波篠山市民センター祭りにおいて、会員手作りの「しし汁と炊き込みごはん」を作って出店することができました。当日は、お手伝いしたいと手を挙げてくださった会員の方が積極的にしし汁担当、炊き込みご飯担当、販売担当とそれぞれ協力して動いてくださったので、見事しし汁150杯と炊き込みご飯100杯を完売することができました。
シルバー人材センターの会員は、就業だけでなく、今回のような、地域のイベントへの参加など一つのことを協力していく難しさやまた、楽しさなどいろいろなことが経験できる場としての役割を持つことの大切さを知ることができたと思う一日でした。
また次年度からは、今回の反省を踏まえて、どうしていくかを検討したいと思います。
今年の栗の剪定場所は、以前の栗林とは違うところが剪定講習場所となった。当日は、明け方まで、雨が降り、心配していましたが、朝からは快晴となり、気温も暖かく、作業としてはしやすい気候であった。講師として丹波篠山栗振興会の剪定士である森本浩之氏に来ていただき、基本となる技術については、剪定士から説明と実技講習をうけ、今回は、一般の参加者は3名、あと剪定班へ呼びかけて計19名の参加となった。講習の際に、講師が園をはじめに一周して説明しながら、実技に入って、実践的な観察や、段取りができていてよかった。一般の参加者と会員ともお知り合いのようで、参加者同士のコミュニケーションも取れ、約20本ある木すべて講習の中で、剪定作業することができたとのことで有意義な時間となった。
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